NIPTによって赤ちゃんの先天性疾患の可能性を調べることが倫理的に問題だという人もいます。
このような意見を持つ人たちの多くは、検査ができる段階ではすでに生命として存在しているだから中絶すべきではない、中絶すべきではないのだから先天性疾患を調べるためのNIPTは必要ないという主張を持っていると知っておきましょう。
中には、そのような疾患がありながら生活をしている人に対する差別的な心のあらわれであるという考えを持っている人もいます。
自分自身はNIPTを受けることによって安心感を得たい、結果次第で行動を考えたいと思っていても、パートナーや家族が倫理的に問題だと考えている可能性もあるでしょう。
身近な人と考え方が違っている場合は、説得や話し合いが必要になるかもしれません。
NIPTは生命を奪う行動だと主張する人も少なくないため、検査を実施する前にはこの診断を反対している人の意見を知っておくことが大切です。
NIPTを受けることによって赤ちゃんの状態が分かり、染色体異常による先天性の疾患があるかどうか知ることができます。
この検査の結果、産むか産まないかの選択をすることができますが、NIPTをタブー視している人は少なくありません。
先天性疾患があるから産まないという選択は、命を選別していることに繋がるという理由から倫理的に問題だと思われやすい傾向があります。
中絶を選ぶことは、その疾患を抱えながら生きている人の命は不要だったという考えを持っていると見なされることもあるので注意が必要です。
パートナーや家族と意見が食い違ってしまうと、精神的に大きなダメージを受けることになるでしょう。
また、パートナーや家族と相談した結果、堕胎という道を選んだとしても、周囲の人に知られて批判される可能性もあります。
もちろん、NIPTを行った後に然るべき期間で堕胎を選択することは法律で問題があるわけではないです。
ただし、NIPTを行って中絶を選ぶことは命を選別していると見なされ、倫理的に問題視されることもあると理解しておきましょう。
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